その女子大生はひとり旅の途中らしかった。
バイトして貯めた資金で年一回、2週間ほどかけて格安ホテルや旅館を泊まり歩き、全国各地を旅するのが唯一の楽しみらしく、今年は春休みを利用して九州地方を訪ねているという。
彼女の名前は絵里香さん。首都圏の大学三年生の21歳。旅の後は就活開始だから、貴重な旅になりそうだわ、とプロフを締めくくっている。
「おひとり様」という言葉があるとおり、最近はおひとり様用のフルコース料理、それに宿泊プランや旅行プランがさかんに企画されているという。ターゲットは20~30代の独身女性で、ひとりの空間を十二分に楽しめるようなサービスが提供されている。スーパーに売っている野菜や肉や魚も、以前は4人家族用にパッキングされていたが、ここ数年でおひとり様用の少量パックが目立つようになった。消費スタイルが年々変化している。
女性の行動スタイルも集団帰属型から個別型に変化している気がする。ビジネス街のレストランでOLがひとりぽつんとランチしている姿は以前では見られない光景だった。女性は集団で行動して当たり前、という常識が俺の頭のどこかにあったのは事実。しかし世間を見直すと、今では自分ひとりの時間と空間を大切にする女性が増えた気がする。意識の進化もあろうが、女性が経済的に自立するようになって、人に依存する生活スタイルを捨てたのだろうか。
「今、どこにいるの? 僕は佐世保の人間だけど」
俺は26歳で彼女とはそれほど年が離れておらず、うまく行くかもしれない。俺も旅行が好きだし、海外を中心にすでに10カ国ほど旅行経験がある。
「今は長崎だけど、明日佐世保に入ります。佐世保で1泊して、それから福岡に戻って1泊して、その翌日東京に帰ります。佐世保にいいホテルあるかしら~」
佐世保にいるのは明日一日だ。会うとしたら明日しかない。
「なんで出会い系にいるの? 慌ただしくて男性に会う時間もないでしょう」
「会えたら嬉しいけど、別に会えなくてもいいから。観光地を回っていて、時間と距離の関係で行きたいけど行けなかった場所ってあるでしょう? 旅先の出会い系はそんな感覚」
おひとり様の精神というのはこういうものなのだろうか。
「彼氏とかいるの? 東京に」
「恋愛は面倒だからしばらくしてない。だからいない。彼氏いない歴2年かな」
明日は休暇だから会おうと思えば会える。絵里香がその気になれば、旅先のアバンチュールのお相手ができるかもしれない。旅先の女性は開放的で、嘘のように大胆になるという。俺は唾を飲んだ。
旅先のホテルで自撮りしたらしいその顔写真は背景が薄暗かったが、彼女の個性的な顔がよくわかった。目と目が離れていて爬虫類顔にみえなくもないが、二重瞼で瞳も大きいし、それに色白。薄い唇もチャーミングで、全体的に見て美人顔だろう。
「絵里香さんさえよかったら、僕はいつでも会う用意をしておきます。宿泊先も準備しておきます」
しばらく連絡が途絶えたが、夜中になって「おまかせします」というメールが来た。
俺はすぐに佐世保駅近くのホテルを物色した。
ホテルパークヒル。
ここがいい。
2011年10月にリニューアルしたゴージャスなホテル。
ラブホを選んだのは愛嬌。
午前11時に佐世保駅で待ち合わせた。大きなキャリーバッグを引いた絵里香さんが改札から出てくる。顔は写真よりも綺麗に見えた。ボブスタイルのショートヘアが小顔によく似合っている。小柄だが痩せてはいない。しかしぽっちゃりでもない。
「絵里香さんでしょう? 今日はいい天気でよかったね」
声をかける。
「倉田さんですか? 初めまして」
こういう初対面では多少緊張するものだが、絵里香は腰が座っていて、声色にも抑揚がない。旅先で人に接するとき、いちいち緊張してはいられない。そんな印象があった。
「お茶でも飲む?」
「そうですね・・・少し休憩」
休憩、という単語にドキッとしたが、その「休憩」の意味ではない。なぜか俺だけがワクワク、ハラハラしている。
レンタカーを借りていたので、佐世保をあちこち回って絵里香の好奇心を満たしてあげた。昼食は地元の魚介料理をごちそうし、絵里香の食欲を満たしてあげる。見た目とは違って大食で、何でももりもり食べた。俺は運転があるからアルコール厳禁。だが絵里香は昼からビールを飲む。
「お酒強いの?」
「滅多に飲まないけど・・・もうじき旅も終わるかと思うと、寂しくて」
「まだ数日あるでしょう? 先のことを考えず、今だけを見ていようよ」
「今だけを見る? いい言葉だね」
見つめ合ったとき、何かを感じた。少なくとも昨晩絵里香の肌を思って悶々としたヤリモク根性とは違う、もっと美しいもの感じていた。恋かもしれないとふと思う。胸が異様にときめき、視線が絵里香のいろんな部分に勝手に飛んでいく。
夕方が迫り、いよいよ宿泊先の話になる。
「ホテル見つけてくれたんですか?」
「それが・・・その、観光ホテルはどこも満室だし、安い旅館は郊外まで行かないとないし、しょうがないから『ホテルパークヒル』がいいと思って。ここなら駅近だし、安いし・・・それに・・・僕も一緒に泊まれるし」
彼女は「ホテルパークヒルね」と言ってスマホで調べた。調べてほしくないが、それを止めさせることはできない。
画面をタップしていくうちに、彼女の指が止まり、眉間に皺が寄る。
「ふうん・・・ここか・・・じゃあここでいいよ」
「本当?」
「そのかわり条件がある」
「どんな」
「あとで話す・・・とりあえず行きましょう」
絵里香は淡々とした女だったが、ホテルに入ってからも淡々としていた。特に動揺を見せず、良いのか悪いのか、好きか嫌いなのかも明らかにせず、俺が唇を求めたら唇で受けてくれた。服のボタンに手をかけてもあらがうことなく、脱がせやく気を遣ってくれた。
ひとり旅の女子大生と行きずりの即セックス。
俺も旅先にいるように開放的で、どこかに飛んでいきそうな気分だった。絵里香の身体はとてもよくて、何度も射精した。
―長距離恋愛したいな・・・絵里香と別れたくない―
そういう思いをこめて後戯のキスをする。
「それで・・・今日、ここに泊まる条件だけど」
「なあに・・・宿泊代なら僕が持つけど」
「そうじゃなくて・・・これからもう私に連絡しないでください。今晩を最後にして」
頭をがんと殴られた気になった。
「あなたは旅先の人にすぎないから・・・」
旅のエッチはやりすて、というわけか。
俺にもプライドがあったから、その場で絵里香のメアドと電話番号を消して見せた。少しかっとなっていたかもしれない。
翌朝、彼女は佐世保駅に向かった。
改札で出会ったときと印象に差はない。
恋愛は面倒だと彼女は言った。
彼女は東京に戻っても、昨晩のようなセックスをするのかもしれない。
おひとり様セックスは淡々としている。
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